ATM手数料を払わないための見直し方:無料時間帯・提携先・優遇条件を確認
ATM手数料を減らす近道は、自分の銀行ATMを無料時間帯に使うこと、コンビニATMは無料日・無料回数の範囲に収めることです。
2026年5月31日時点で、大手銀行やゆうちょ銀行のATM手数料は、同じ「引き出し」でも銀行、ATMの設置場所、時間帯、優遇条件で大きく変わります。コンビニATMを夜間や休日に使うと、1回あたり220円から330円程度かかるケースが目立ちます。
まず押さえたい点は次の4つです。
- 平日昼間でも、コンビニATMは無料とは限らない
- 自行ATMは無料時間帯が広い銀行と、平日昼間中心の銀行に分かれる
- 給与受取、アプリ口座、取引状況などで無料回数が付く場合がある
- 振込をATMで行うと、ATM利用手数料とは別に振込手数料がかかることがある
変更内容:見るべきは「時間帯」「ATMの種類」「優遇条件」
ATM手数料は、単純に「銀行口座を持っていれば無料」とは考えにくくなっています。確認すべき軸は3つです。
1. 自行ATMか、コンビニATMか
多くの銀行では、銀行本支店ATMのほうが安く、コンビニATMは高めです。
たとえば三菱UFJ銀行は、三菱UFJ銀行ATMなら平日・土日祝とも8時45分から21時まで無料、その他の時間帯は110円です。一方、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMは通常の平日8時45分から18時でも220円、その他時間帯や土日祝は330円です。
三井住友銀行は、本支店ATMなら平日8時45分から18時が無料で、時間外や土日祝は110円です。コンビニATMは通常日だと平日8時45分から18時が220円、時間外や土日祝は330円です。
みずほ銀行も、本支店ATMは平日8時45分から18時が無料です。ただしコンビニATMは、平日8時45分から18時でも110円、時間外や土日祝は原則220円です。
2. 無料になる日があるか
給与日前後など、特定日にコンビニATM手数料が下がる銀行があります。
三菱UFJ銀行では、セブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットATMなどで、毎月25日と月末日の8時45分から18時は無料、その他の時間帯は110円です。25日や月末日が銀行休業日の場合は前営業日になります。
三井住友銀行では、イーネットATM・ローソン銀行ATM・セブン銀行ATMについて、毎月25日・26日の8時45分から18時は0円、その他時間帯は110円です。25日・26日が土日祝に重なる場合の扱いも公式ページで定められています。
3. 優遇条件を満たしているか
同じ銀行でも、口座の種類や取引状況で無料範囲が変わります。
- 三菱UFJ銀行:給与または年金の受取、Eco通帳利用などで手数料優遇の対象になる場合があります
- 三井住友銀行:Oliveアカウントでは本支店ATM手数料が24時間無料になり、選べる特典でコンビニATM無料を選べる場合があります
- みずほ銀行:みずほマイレージクラブの取引状況により、イーネットATMの手数料が月3回まで無料になる場合があります
- ゆうちょ銀行:郵便局・ゆうちょ銀行内のゆうちょATMは、通常貯金・通常貯蓄貯金の預入・払戻しが全時間帯無料です。ただし駅、商業施設、ファミリーマート等に設置されたゆうちょATMは時間帯により110円かかる場合があります
ここがポイント: ATM手数料を避けるには「近いATM」ではなく、「自分の銀行で無料になるATM」を先に決めておくことが重要です。
対象者:現金を月に何度も引き出す人ほど影響が出る
ATM手数料の影響が出やすいのは、次のような人です。
- 家賃、習い事、医療費などで現金を定期的に使う人
- コンビニATMを夜間や休日に使うことが多い人
- 給与受取口座と普段使いの銀行口座が分かれている人
- 振込もATMで済ませている人
- 旅行先や勤務先近くで提携ATMを使うことが多い人
1回220円の手数料でも、月4回なら880円、年間では1万560円です。少額に見えても、固定費と同じように積み上がります。
開始時期:この記事では2026年5月31日時点の公式情報を確認
この記事は、2026年5月31日時点で各行の公式手数料ページを確認して整理しています。
ただし、ATM手数料は銀行ごとに改定されることがあります。特に次の情報は、利用前に公式ページやATM画面で確認してください。
- 手数料の適用日
- 無料になる時間帯
- 無料回数の残り
- 対象ATMの種類
- 祝日、年末年始、システムメンテナンス時の扱い
- 振込手数料が別にかかるか
ゆうちょ銀行のように、同じ「ゆうちょATM」でも、郵便局内か駅・商業施設・ファミリーマート等かで手数料が変わる例があります。ATMの表示を見ずに使うと、想定外の手数料がかかることがあります。
生活への影響:コンビニATMの便利さには手数料が乗りやすい
コンビニATMは設置数が多く、夜間や休日にも使いやすいのが強みです。その代わり、無料条件を外すと手数料がかかりやすくなります。
特に注意したいのは、平日昼間です。「昼間なら無料」と思いがちですが、コンビニATMでは平日8時45分から18時でも110円から220円程度かかる銀行があります。
逆に、自行ATMや無料日を使えば、同じ引き出しでも0円にできます。
たとえば現金を引き出す頻度が高い人は、次のように使い分けるだけで負担を減らせます。
- 平日昼間に銀行本支店ATMでまとめて引き出す
- コンビニATMは無料日または無料回数の範囲だけ使う
- 残高照会はアプリで確認し、ATM操作を減らす
- 振込はATMではなくネットバンキングやアプリの手数料を確認する
必要な対応:無料条件を1回だけ確認しておく
ATM手数料を毎回調べるのは面倒です。最初に、自分のメイン口座について次の5項目を確認しておくと判断しやすくなります。
- 自行ATMで無料になる曜日と時間帯
- よく使うコンビニATMの手数料
- 給与受取や通帳レスなどで無料優遇が付くか
- 無料回数がある場合、月何回までか
- 振込時に別途手数料がかかるか
スマホアプリを使っている人は、無料回数や優遇判定をアプリ内で確認できる場合があります。紙の通帳やキャッシュカードだけで使っている人も、口座種別や取引条件を見直すだけで無料範囲が広がることがあります。
注意点:無料でも「振込」は別料金になりやすい
ATM利用手数料が無料でも、ATMで振込をすると振込手数料が別にかかる場合があります。
また、残高照会は無料でも、引き出しや預け入れは有料というケースがあります。硬貨の取り扱い、カードローン、貸越、法人カード、年末年始の扱いも銀行によって異なります。
最後に確認したいのは、次の3点です。
- 「ATM利用手数料」と「振込手数料」は別物
- 同じ銀行名のATMでも設置場所で手数料が変わることがある
- 無料優遇は条件変更や判定月の違いで外れる場合がある
ATM手数料を払わないための現実的な対策は、使うATMを増やすことではありません。自分の口座で無料になる時間帯とATMを1つ決め、コンビニATMは例外扱いにすることです。次に現金を引き出す前に、メイン口座の公式手数料ページを一度だけ確認しておくと、毎月の小さな支出を減らしやすくなります。
