免許更新はいくら必要?2025年3月以降の手数料と講習区分別の見方
運転免許証の更新では、2025年3月24日から「免許証のみ」「マイナ免許証のみ」「2枚持ち」で更新手数料が分かれ、さらに講習区分によって講習手数料が上乗せされます。
まず押さえるべき点は、更新時に払う金額が1つではないことです。多くの場合、費用は次の2つで決まります。
- 更新手数料:免許証をどの形で持つかで変わる
- 講習手数料:優良、一般、違反、初回などの講習区分で変わる
- オンライン講習:対象者は講習手数料が別体系になる
- 支払い方法:都道府県によって証紙、キャッシュレス、現金不可など運用が異なる
この記事では、2026年7月8日時点で確認できる警察庁・都道府県警察の公開情報をもとに、免許更新でいくら必要かを整理します。
変更内容:更新手数料は「持ち方」で変わる
2025年3月24日以降の免許更新では、従来型の運転免許証だけでなく、マイナンバーカードと免許情報を一体化した「マイナ免許証」を選べます。
更新手数料は、選ぶ持ち方によって次のように分かれます。
| 更新後の持ち方 | 更新手数料 | 意味 |
|---|---|---|
| 運転免許証のみ | 2,850円 | 従来の免許証だけを持つ |
| マイナ免許証のみ | 2,100円 | マイナンバーカードに免許情報を記録する |
| 運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち | 2,950円 | 従来の免許証とマイナ免許証を両方持つ |
同じ「免許更新」でも、どの形式で持つかによって更新手数料だけで最大850円の差があります。
ただし、更新時に実際に窓口で支払う総額は、この更新手数料だけでは決まりません。次に見る講習手数料が加わります。
講習区分ごとの費用:優良・一般・違反・初回で変わる
講習手数料は、運転者区分によって異なります。免許更新のお知らせはがきや都道府県警察の案内で、自分がどの講習に該当するかを確認します。
主な講習手数料は次のとおりです。
| 講習区分 | 主な対象 | 講習手数料 |
|---|---|---|
| 優良運転者講習 | いわゆるゴールド免許対象者 | 500円 |
| 一般運転者講習 | 一定の軽微な違反がある人など | 800円 |
| 違反運転者講習 | 一定の違反歴がある人 | 1,400円 |
| 初回更新者講習 | 初めて更新する人など | 1,400円 |
たとえば「運転免許証のみ」で更新する場合、窓口講習なら目安の合計は次のようになります。
| 講習区分 | 更新手数料 | 講習手数料 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 優良 | 2,850円 | 500円 | 3,350円 |
| 一般 | 2,850円 | 800円 | 3,650円 |
| 違反 | 2,850円 | 1,400円 | 4,250円 |
| 初回 | 2,850円 | 1,400円 | 4,250円 |
この差は、更新手続きそのものよりも講習区分の違いで生じます。違反運転者講習や初回更新者講習では講習時間も長くなるため、費用だけでなく当日の所要時間も変わります。
ここがポイント: 免許更新の総額は「更新手数料 + 講習手数料」で見る必要があります。更新後の持ち方と講習区分を分けて確認すると、自分の負担額を把握しやすくなります。
対象者:全員に関係するが、金額は同じではない
免許更新をする人には広く関係します。ただし、支払う金額は全員同じではありません。
確認すべき対象条件は、主に次の3つです。
- 更新後に「免許証のみ」「マイナ免許証のみ」「2枚持ち」のどれを選ぶか
- 更新はがきに書かれた講習区分が何か
- オンライン講習の対象になるか
マイナ免許証を選ぶ場合
マイナ免許証のみを選ぶと、更新手数料は2,100円です。従来の免許証のみより750円低くなります。
一方で、マイナ免許証を使うにはマイナンバーカードが必要です。カードの有効期限、暗証番号、住所・氏名などの情報が最新かどうかも手続き前に確認しておく必要があります。
2枚持ちを選ぶ場合
2枚持ちは2,950円で、従来の免許証のみより100円高くなります。
免許証を手元に残しつつ、マイナ免許証も使いたい人には選択肢になります。ただし、2枚を持つ場合は住所変更などの手続きで確認すべき点が増える可能性があります。都道府県警察の案内で、必要書類と手続き場所を確認してください。
開始時期:2025年3月24日から新しい手数料体系
この手数料体系は、マイナ免許証の運用開始に合わせて2025年3月24日から始まっています。
2026年7月8日時点で記事内の金額を確認していますが、実際の手続きでは次の理由で確認が必要です。
- 都道府県によって支払い方法が異なる
- 更新場所によって受付時間や予約要否が異なる
- オンライン講習の対象条件がある
- 高齢者講習など、別の講習・手続きが必要な場合がある
特に70歳以上などで高齢者講習の対象になる場合、通常の更新講習とは別の案内になります。更新はがきに書かれた区分を優先して確認してください。
オンライン講習を使うとどう変わるか
オンライン講習の対象者は、講習手数料が200円になります。
警察庁は、優良運転者講習と一般運転者講習について、一定条件を満たす人を対象にオンライン講習を案内しています。対象になる場合でも、すべての手続きが自宅だけで完結するわけではありません。
オンライン講習でできること
オンライン講習は、講習部分をスマートフォンやパソコンなどで受ける仕組みです。時間を選びやすい点はありますが、更新手続きそのものは別途必要です。
確認したい点は次のとおりです。
- 自分の講習区分がオンライン講習の対象か
- マイナンバーカードが必要か
- 受講後にどこで更新手続きをするか
- 視力検査や写真撮影がどこで行われるか
オンライン講習の注意点
オンライン講習を受けても、免許証の交付や適性検査などのために更新会場へ行く必要がある場合があります。
また、違反運転者講習や初回更新者講習は、通常のオンライン講習の対象外として案内されることがあります。自分が対象かどうかは、更新はがきと都道府県警察の案内で確認するのが確実です。
生活への影響:数百円差でも、選択肢を知らないと迷いやすい
免許更新の費用差は、月額料金のように毎月積み上がるものではありません。それでも、更新当日に窓口で初めて金額を知ると迷いやすい手数料です。
特に影響が出やすいのは、次のような人です。
- マイナ免許証にするか迷っている人
- ゴールド免許から一般講習に変わった人
- 初回更新で費用と所要時間を把握していない人
- オンライン講習を使えるか確認していない人
- キャッシュレス決済や証紙の扱いを事前に見ていない人
費用面だけを見ると、マイナ免許証のみは更新手数料が低く、オンライン講習の対象者は講習手数料も低くなります。
ただし、金額だけで選ぶと見落としがあります。マイナンバーカードの管理、暗証番号、住所変更時の手続き、利用できる窓口なども含めて、自分に合う方法を選ぶ必要があります。
必要な対応:更新はがきで3点を確認する
免許更新の前に見るべきものは、まず更新連絡はがきです。そこに、講習区分、更新場所、受付期間などが書かれています。
手続き前に確認したいポイントは次の3つです。
-
講習区分 優良、一般、違反、初回のどれかで講習手数料と所要時間が変わります。
-
更新後の持ち方 免許証のみ、マイナ免許証のみ、2枚持ちのどれを選ぶかで更新手数料が変わります。
-
支払い方法 都道府県によって、収入証紙、現金、キャッシュレス決済などの扱いが異なります。現金が使えない窓口や、逆にキャッシュレス非対応の窓口がある場合もあります。
費用を抑えることだけを目的にせず、当日の手続きが止まらないように準備することが大切です。
注意点:地域差と対象外の手続きを混同しない
免許更新手数料は全国の制度に基づく部分が大きい一方、実際の受付方法は都道府県警察ごとに違います。
誤解しやすい点を整理します。
- 更新手数料と講習手数料は別
- オンライン講習は全員が使えるわけではない
- 高齢者講習、認知機能検査、運転技能検査などは別扱い
- 住所変更や記載事項変更を同時に行う場合、必要書類が増えることがある
- マイナ免許証を使う場合、マイナンバーカード側の状態確認が必要
また、この記事の金額は2026年7月8日時点で確認できる公表情報に基づく整理です。実際に更新する際は、更新はがきと居住地の都道府県警察サイトで最新情報を確認してください。
要点再確認
免許更新で見るべき費用は、単に「更新はいくらか」ではなく、次の組み合わせです。
- 更新後の持ち方:免許証のみ、マイナ免許証のみ、2枚持ち
- 講習区分:優良、一般、違反、初回
- 受講方法:窓口講習かオンライン講習か
- 地域の運用:支払い方法、受付場所、予約の要否
次に見るべきなのは、自分の更新はがきに書かれた講習区分と、居住地の警察サイトにある更新手数料・支払い方法です。金額表だけで判断せず、当日に必要な書類と決済手段まで確認しておくと、更新会場での手戻りを避けやすくなります。
