ネットスーパーの配送料は上がる?2026年5月時点で見る送料・最低注文額・無料ラインの変化
食品の宅配コストは一律に上がっているわけではありません。2026年5月8日時点で見ると、サービスごとの差が広がっており、送料そのものよりも「無料ライン」「少額手数料」「最低注文額」で実質負担が変わりやすい状態です。
とくに分かりやすいのがONIGOです。2025年12月11日から送料と手数料の体系を見直し、12,000円以上の送料無料ラインを新設しました。一方で、Green Beansは税抜4,000円の最低利用料金と税抜12,000円の送料無料ラインを維持し、楽天マートは税込3,500円以上で送料無料と案内しています。
- ONIGO: 2025年12月11日から送料・手数料体系を改定。少額注文の負担が見えやすくなった
- Green Beans: 最低利用料金は税抜4,000円、配送料は税込0円〜1,100円、税抜12,000円以上で送料無料
- 楽天マート: 現在の案内では送料330円、税込3,500円以上で送料無料
- 結論: 「値上げしたか」だけでなく、少額注文時の合計負担を見ないと実態をつかみにくい
変更内容
まずは、2026年5月8日時点で公式サイト上で確認できる条件を並べると、違いはかなりはっきりしています。
| サービス | 送料・手数料 | 最低注文額 / 無料ライン | 確認できたポイント |
|---|---|---|---|
| ONIGO | 送料490円、6,000円以上12,000円未満は330円、12,000円以上は無料。手数料は5,000円未満440円、5,000円以上6,000円未満220円、6,000円以上7,000円未満110円、7,000円以上無料 | 最低注文額なし / 12,000円以上で送料無料 | 2025年12月11日から新体系。6,000円以上一律330円だった送料に送料無料ラインが追加された |
| Green Beans | 配送料は税込0円〜1,100円で、日時・エリアなどで変動 | 税抜4,000円以上で注文可 / 税抜12,000円以上で送料無料 | 配送料とは別に、最低利用料金を下回ると注文自体ができない |
| 楽天マート | 送料330円 | 税込3,500円以上で送料無料 | 公開中のお知らせでは、送料無料ラインを5,500円から3,500円へ引き下げた案内が確認できる |
ここがポイント: 配送料の金額だけでは足りません。無料ラインと少額注文時の追加負担まで見て、初めて「いくら高くつくか」が分かります。
ONIGOは「少額注文の負担」と「まとめ買い優遇」が明確になった
ONIGOは2025年12月11日注文分から送料・手数料体系を全面的に見直しました。
- 12,000円以上で送料無料を新設
- 6,000円以上12,000円未満は送料330円
- 6,000円未満は送料490円
- 手数料は注文額に応じて4段階化
- 最低注文額は設けず、少額注文でも利用できる
この設計だと、急ぎの買い足しには使いやすい一方、5,000円未満の注文では送料490円と手数料440円で合計930円かかります。配送料の名目だけ見ていると、実際の負担を見落としやすいサービスです。
Green Beansは「最低利用料金」と「変動送料」が効く
Green Beansは、まず税抜4,000円の最低利用料金があります。ここを下回ると決済画面に進めません。
さらに送料は固定ではなく、税込0円〜1,100円の範囲で変動します。日時、エリア、配送枠の状況で金額が変わるため、同じ商品額でも受け取り枠しだいで総額が動くのが特徴です。
一方で、税抜12,000円以上なら送料無料になります。まとめ買いとの相性は良いですが、少額注文の使い勝手はそこまで軽くありません。
楽天マートは無料ラインが比較的低い
楽天マートの案内ページでは、送料330円、税込3,500円以上で送料無料としています。公開中のお知らせでは、送料無料ラインを5,500円から3,500円へ変更した案内も確認できます。
つまり、少なくとも公式に見える範囲では、ネットスーパー全体が一方向に値上げしているわけではなく、無料ラインを下げて利用しやすくする動きもあるということです。
対象者
この変化が効いてくるのは、次のような使い方をしている人です。
- 週1回のまとめ買いより、2,000円〜6,000円台の小口注文が多い人
- 米、飲料、冷凍食品、紙製品など重い物を宅配でまとめる人
- 子育て世帯や高齢世帯など、店舗に行く回数を減らしたい人
- 配送時間を細かく指定したい人
- 自分の住所が配送エリア境界にある人
特に影響が大きいのは、少額で頻繁に頼む人です。送料1回分より、手数料や無料ライン未達の積み重ねのほうが家計に効いてきます。
開始時期
適用タイミングは同じではありません。ここは日付で分けて見たほうが分かりやすいです。
- ONIGO: 2025年12月11日注文分から新しい送料・手数料体系を適用
- Green Beans: 2026年5月8日時点で、税抜4,000円の最低利用料金と税抜12,000円の送料無料条件、税込0円〜1,100円の変動送料を確認
- 楽天マート: 2026年5月8日時点で、送料330円・税込3,500円以上送料無料の案内を確認
ここで注意したいのは、Green Beansと楽天マートは、今回確認したページ上で現行条件は読めても、その条件がいつから始まったかを同じ精度で示しているわけではない点です。開始日まで厳密に追うなら、各社の個別告知も確認したいところです。
生活への影響
家計への影響は、注文額ごとに見るとイメージしやすくなります。
小口注文は割高になりやすい
ONIGOでは5,000円未満の注文に送料490円と手数料440円がかかるため、少額の買い足しでは負担が重めです。急ぎの1回には便利でも、毎週繰り返すと効いてきます。
Green Beansは最低利用料金があるため、そもそも「少しだけ頼む」がしにくい設計です。送料も時間帯で変わるので、空いている枠を選べるかどうかで総額が変わります。
まとめ買いはサービス差が大きい
- ONIGOは12,000円以上で送料無料
- Green Beansも税抜12,000円以上で送料無料
- 楽天マートは税込3,500円以上で送料無料
この差は大きく、同じ「送料無料」でも届くまでのハードルがかなり違います。 日用品も一緒に買う人は高い無料ラインを超えやすいですが、生鮮中心の補充買いでは差が出やすいです。
背景には配送コストの圧力がある
厚生労働省は、自動車運転業務への時間外労働の上限規制が2024年4月から適用されたと案内しています。物流現場の人手や拘束時間への制約が強まる中で、宅配サービス各社が送料、手数料、配送枠の設計を細かくする流れは不自然ではありません。
ただし、それがそのまま一律値上げになるとは限らず、実際には無料ラインの引き下げ、時間帯別料金、少額手数料の導入・明確化など、調整の出方が分かれています。
必要な対応
使う前に確認したいポイントは多くありません。ですが、見落とすと差が出ます。
- 注文額の基準が税込か税抜かを確認する
- 送料無料ラインに酒類や一部対象外商品が含まれるかを見る
- 少額手数料が送料とは別にかかるかをチェックする
- 配送時間帯で送料が変わるサービスは、最終確認画面まで進んで比較する
- 週1回のまとめ買いにするか、都度注文にするかをサービス別に決める
Green Beansでは、送料無料判定に酒類や一部商品が含まれません。ONIGOでは、送料のほかに注文額別の手数料があります。ここを見ないと、比較を誤りやすいです。
注意点
最後に、この記事を読むうえでの注意点を整理します。
- 記載した条件は2026年5月8日時点で公開されていた公式ページに基づく
- 配送エリア限定のサービスが含まれるため、全国一律ではない
- キャンペーン価格やクーポンは通常条件と別扱い
- 税込基準と税抜基準が混在しているため、単純比較はできない
- 配送枠の混雑やエリアで送料が変わるサービスでは、実際の請求額が本文例とずれることがある
いま見るべき次の論点は、各社が送料無料ラインを上げるか下げるかよりも、少額注文の負担をどこまで残すかです。日々の食料品をネットで買う人ほど、送料の表示だけでなく、手数料と最低注文額までセットで確認したほうが判断しやすくなります。
